ZOXのTRIKE化作業 その14


特に根拠はないのですが、エンド受け金具の下に補強を入れる事にしました。

穴をあけました。この穴にφ6mmの丸棒を通します。

溶接面積を広げるため、穴の縁を可能な限り斜めに広げます。

これは以前も書いたことですが、なんらかの目的(今回は、上に受け金具が取り付けられるので、ビートは削らにゃならん)で溶接のビートを削り、溶接面をフラットに仕上げる場合は、接合部を斜めに削り、溶接面積を増やす必要(ビートを削り取らない場合もやるけどさ)があります。
左の画のように、接合部の角が立ったままで溶接(赤が溶接のビート)すると

表面をフラットに仕上げるためビートを削ったら、溶接した意味がなくなります。

なので接合部を深く斜めに削り

表面をフラットに仕上げるためビート削っても、それなりに溶接が残るようにするのです。もちろん、相応の力が掛かる部分のビートは削ったりしませんよ。「まぁ、そんなにアレなアレじゃないし、まぁアレしてもアレだろう」という判断の元、削っているのです。わけわからん。

手持ちのφ6mm丸棒を、42mmぐらいにカット→穴に叩き込み

1mmぐらい頭を覗かせるぐらいにセット。

パイプが膨らまないよう(対処せずに溶接すると凹むような気がするんだが、なぜか往々にして膨らむ)バイスで締め上げます。

ぐるっと溶接。

で、出っ張りを綺麗に削り取る。赤い矢印で指し示した辺りに丸棒が入っているのですが、写真ではわからないと思います。もちろん全てがこう綺麗にできたのではなく、上手くいった部分を選んで撮影してるんですけど(笑)

補強の棒が入った部分をノギスで挟んでます。
膨らみも凹みも、寸法の変化も無いことが分かると思います。