ZOXのTRIKE化作業 その17


フレームパイプに受け金具をのせ、両端にハブの取り付け金具を置きました。で、ハブの中心に丸棒を通してあります。
ご覧の通り、ハブの中心(車軸)は、リアフォークエンドのアクスルが通るU字の溝(スロットというんですか?)ではなく、下のダボ穴を通ってます。

最初は2輪時と同じく、リア両輪の中心を結ぶ線はトライクフレーム固定用φ9アクスル中心を通すつもりだったのですが、そのレイアウトだと、制動時にM5蝶ナットで固定する下のダボ穴を引き千切る方向に力がかかる(んですよね? もし間違ってたら躊躇なく指摘してください)ので、ボルトもM5で細いですし、ヤバそうな気がしてきました。

リア両輪の中心を結ぶ線を下のダボ穴の中心を通せば、制動時にトライクフレームを回そうとする力はエンド中心の頑丈な部分にかかります。
ダボ穴を引き千切る方向に力をかけるのと、エンド中心の丈夫な場所に力をかける、どっちにするかっていえば答えは当然、エンド中心に力がかかる方がまだマシなので、こういうレイアウトに決めました。
ダボ穴にも、ダボ穴に通すボルトにも、「制動時にトライクフレームを回そうとする力」はそんなにかかりませんし、横方向というか捻れ方向の力は、クイックレリーズと広く接するエンドが受けてくれるでしょうから、まぁ、ダボ穴に通すボルトはM5で大丈夫だと思います。

という事情があるので、ホイールベースが20mm弱短くなります。
リアの車高も9mmぐらい上がりますが、「キャスターアングルが変化し、挙動に影響がでるのでは?」とツッコミは無効です。1度にも満たない微量の変化を感じ取る人なんぞおらん。