ZOXのTRIKE化作業 その27


アフォークの固定にはM5の蝶ボルトも2本使うのですが、こういうこまかいモンは「外して、そこらへんに置いて、見事紛失」となる恐れが高いので、トライクフレームを使わん時にボルトを差しておく穴をあけました。
赤い矢印で指し示した穴にはM5のタップがたててあります。蝶ナットをこの穴に締め込んでおけば、いざ使う際に「どこにやったかな?」と探さずに済みます。

こんな感じでね。

板厚1.6mmなので、ねじ山は2周ジャスト(M5のネジピッチは0.8mm)です。
蝶ネジは手で締めるので、ねじ山を壊す心配は少ないのですが、頻繁に取り外しする(かもしれない)箇所なので、念には念でM5のナットを溶接することにしました。
そこまでやればね、さすがにネジ山なめて壊すことは無いでしょう。

ボルトを通しナットを締め、ナットとパイプを密着させます。フレームにタップが立ててあるので、ダブルナットの要領です。

六角のうち3箇所を点付けしました。
この段階でボルトは抜き取ります。ボルトを抜かず溶接を続行すると、ナットの変形によりボルトが抜けなくなります。ちゃちゃっと点付けし、そっこーボルトを抜く。これがコツ。

外周ぐるっと溶接したら、タップをブチ込みネジ山を修正します。

はい、できた。
外した蝶ボルトは、必ずこの穴に締めこんで保管してください。

これでフレーム組み立て作業は終了。