ZOXのTRIKE化作業 その30 絶賛ダメ出し中 


ここに書きましたが、制動時にかかる力がダボ穴にダメージを与えぬよう、蝶ネジでとめる下ダボ穴のセンターとリア両輪のセンターを合わせました。
こうすると、制動時にトライクフレームを回そうとする力は、M9アクスルがリアフォークエンドを押す形になるので、ダボ穴を引き千切ったりはしないであろうと。

で、その後、こんなリアキャリアを作ったんですがね、何も考えずにトライクフレームにボルトどめにしたので、荷物を載せると「エンドを外す方向」に力がかかるんですよ。
実地試験をやってもらったらですね、「キャリアの後端に12kgの箱を載せたら、あっという間にトライクフレームが後ろに回転してキャリアが下がりました」なんだそうです。もちろんクイックレリーズはぎっちぎちに締めて、でもスカっと抜けるらしい。
12kgの荷物はアレとしても、5kgでも抜け切れはしないけどズレることはズレるそうなんで、さすがにそのまんま使えと言うのはアレじゃないかという気がします。
受け金具を大きくし、上のダボ穴も固定に使えば(上のダボ穴は既にシートステーの固定に利用されているが、シートステーはエンドの外側につくので、空いた内側は利用できる)キャリアをつけようがなにしようがエンドがすっぽ抜けることは無いんですが、そんな幅広なフラットバー(もしくはプレート)なんかホームセンターじゃ売ってないし、わざわざ鋼材屋に出向き購入したとしても、その後、エンドに個体差があることが発覚したので、無駄に終わったことでしょう。

ってことでキャリアは作り直し。こんな感じになりました。
剛性を重視し、線径をφ5からφ6に1mmアップ。たった1mm太くなっただけですが剛性はかなり上がり、握ろうが踏もうがビクともしません。
前作は全長330mmぐらいあって、リアタイヤより後に飛び出していたのですが、そうするとデルタ・トライクの便利な収納法「立てて駐輪」ができなくなりますし、自分の趣味としてもそれ(キャリアが後ろに飛び出す)はイヤなので、今回はタイヤより後方に飛び出さぬよう全長を200mmとしました。たとえリクエストがあっても延長はしません。あしからずご了承ください。
デカいもんはね、シートとシートステーとリアフォークに囲まれた三角スペースに積めばいいんですよ。せっかく空いてるんだから。そこだったら10kgの米袋積んでも大丈夫なんじゃないでしょうか?

棒は太くなりましたが、短くなったので若干軽くなりました。

組み付けるとこんな感じ。

キャリアに荷物を載せると、リアフォークエンドが押し下げられる方向に力がかかるので、トライクフレームが回転する恐れは(ほぼ)ありません。
あ、そこの貴方、なに書いてんのか解りますか? なんでそうなるのか解りますか? ってか、なにが問題になっているのか解ってますか?
キャリアに荷物を積んでも大丈夫だし、トライクフレーム固定の補強にもなるので、安全面ではもうバッチリなんですけどね、取り付け時にリアフォークエンドにシートステーを固定するM6ボルトを長いのに交換しなきゃならなくなったので「工具ナシで2輪・3輪換装楽々」というテーマが崩れました。
あとそうだ、リアフォークエンドまわり若干個体差があるようなので、Satoさんもこれ式のキャリアにするなら、リアフォーク現物を送ってもらわなければなりません。フゥさんのリアフォークに合わせて作っても、たぶん(95%ぐらい)取り付けられません。
あと、あの、治具なしの現物合わせで作ったってのもあるし、エンドまわりの障害でそうなったってのもあるんですが、キャリアは目で見てハッキリわかるぐらいヨレてます。でもまぁ、それはどっちかっていうと後者の理由が大きいので、私のせいじゃないです。