ビデオカメラを取り付けるステー その9


ゴムとステーを連結するM5ボルトは、半径3.5mm分の押え面積があるので固定に問題は無いと思うのですが、FDポストとゴムを連結するM8ボルトはワッシャーがないので、ボルトが太いわりに押え面積が半径2.5mm分しかなく、「あまりボルトを強く締め込むと、キャップスクリューの頭がゴムにめり込んでしまうのではないか?」と心配になりました。

ということで、こういう形状へ作り直しました。
これなら、なんぼボルトを強く締めこんでも、ゴムの穴が広がる恐れはありません。

もう一点。カメラの取り付け位置を調整するための台座を作りました。カメラが接する面には、若干でも防振の役に立つことを期待しつつ、ゴムを張りました。
カメラが前にあれば、映像の揺れは激しくなるけど衝撃は軽減されるだそうし、後ろにあれば、揺れは少なくなるけど加わる衝撃は激しくなるはず。取り付け位置を微調整し、理想のポジションを探ろうかと。

上段は最前位置。中段は、元々の位置。下段は最後方。
元位置と比較すると、前に3cm、後に4cm移動可能です。

取り付けました。

ダイソーで買った105円角度定規を載せてみるの図。
台座はほぼ水平にセットされています。

高さを測ってみました。

地面からレンズ中心まで614mmぐらいです。

上が最前、したが最後方にセットした状態です。
最後方までさげると、重心が後ろ寄りとなりカメラが若干上向きになるような気が。

あれこれと機能を追加していった結果、カメラ込みの総重量は1,640gまで増えました。
自転車用としては致命的な重量で、「そんな重くちゃ使えない」と全否定してくれる人も多そうですが、目的が「重量増による影響の無い下り(及び、平地をちょっと)を撮影する」と限定的なので、1,640gという重量でも特に問題はありません。目的を達成するため、あれこれ考えた結果です。
これが、サイコンも無くカメラの取り付け位置も固定で、ただただカメラの振動対策のみであれば、市販品と変わらぬ重量で済むことでしょう。