トランジット・コンパクトの修理 その5


裂けた部分の溶接は終わりましたが、これだけじゃまた同じ部分が裂ける可能性高いので、BBシェルを吊っているステーとフレームパイプが接する外周をぐるっと溶接し、ステーをフレームパイプの補強にします。
以下のGIF画像は、線(青と赤)を引いた方向から眺めた図です。「内側から」は赤線を引いた部分から眺めた断面図ですね。

外側から。デフォの溶接は点付け程度です。
ポチっとある溶接の(フレーム前後方向で言うと)直前が破断しています。

赤い矢印で指し示した部分が「外側から」の点付けです。他はまったく溶接されておりません。

これは「内側から」の図です。上面横一直線に溶接が入ってます。ステーとフレームパイプが接する外周部、縦方向は溶接されていません。

赤い矢印で指し示した部分、一直線に溶接してあるのがわかると思います。

縦方向は溶接されてません。これはBBより前。

これはBBより後方。こっちも溶接されていません。
このステーはフレームパイプの補強ではなく「BBシェルの固定」が目的(と思われる。私の推測ですけど)ですから、「BBシェルの固定」に必要な分だけ溶接した結果、こういう形になったとかそんな感じで。

BBシェルを吊るしているステーをフレームパイプの補強とするため、2点が接する外周ぐるっと溶接することにしました。
外側から見ると、この濃いグレーの部分を溶接します。横一直線にね。

内側から見ると、縦方向の濃いグレーの部分を溶接します。

内外ごちゃまぜで考えるとこんな感じ。外周ぐるっと溶接してしまいます。
こんだけ溶接すればステーがフレームパイプの補強として機能し、同じ箇所が破断することは無いと思います。今回の破断点も溶接による補強範囲に入りますし。

緑の矢印で指し示している部分は元々溶接してある箇所で、赤い矢印で指し示した部分が新規で溶接した箇所です。なかなか綺麗に溶接できた、と私は思います。
というか、ここは上手くいったので写真を載せることにしたという。