トランジット・コンパクトの修理 その7
錆止めのため、塗装を剥いだ部分だけ塗ることにしました。「錆止めとしてとりあえず塗る」程度なので下地作りもなにもしていません。 この状態でしばらく運用してもらいます。異音が出ない、ヒビ割れが出ないことを確認した上で、再びばらし、再塗装をしてもらいます。もちろん、分解と再塗装はオーナーが行います。 |
ネジの溝に塗料が入ると良くないので、BBシェル内側をシンナーで充分脱脂した上でマスキングします。 |
毎度おなじみ、ツヤ消し黒の耐熱スプレー(ラッカー)を吹きました。選定理由は「倉庫に転がっていたから」です。 |
工業用のドライヤーでフレームを炙り、充分熱した上でラッカースプレーを吹きます。吹いたらまた工業用ドライヤーで炙り、即乾燥させます。といった作業を3〜4回繰り返します。 |
翌日。 定盤はきっちり水平に設置してあります。 |
リアエンドに丸棒を通し定盤上に立たせ、天辺に水平器を置きました。 手を離しても水平器が落ちないのが凄い。 |
水平器は正確に水平を指し示します。 |
前後に治具だけ取り付け定盤に置きます。 もしフレームがねじれていれば、治具と定盤の間に隙間が出来るはずです。 |
くっついてます。 |
こちらも問題なし。 このレベルの計測でも掴めるフレームの大きなねじれは無いようです。 |
塗ったので量ってみました。 |
1,715gです。一番最初は1,660gだったので、トータル55g増ですか。 |